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【日本】清水建設、解体岩綿吸音板のクルーズド・ループ・リサイクル成功。国内初。560トン

【日本】清水建設、解体岩綿吸音板のクルーズド・ループ・リサイクル成功。国内初。560トン 1

 清水建設は10月6日、東京都港区で施工中の「(仮称)芝浦プロジェクト 第II期工事範囲解体工事」で、岩綿(ロックウール)吸音板約560tのクローズド・ループ・リサイクルを実現したと発表した。解体工事現場における岩綿吸音板の再資源化は国内初。

 建設現場でのリサイクルは、対象製品の端材などを回収しやすい新築工事を中心に進んできた。一方、解体工事ではさまざまな廃棄物が混在するため、対象製品の分別や品質確認が難しく、再資源化が十分に進んでいなかった。加えて、解体工事では発生した廃棄物を速やかに搬出する必要がある一方、リサイクルを担うメーカー側には受け入れ可能な時期や数量に制約があり、工事工程と受け入れ時期の調整が課題となっていた。

 今回のプロジェクトは、国内で実施中のオフィスビル解体工事では最も高い建物を対象に実施。発注者の野村不動産が資源循環の実現を進める中で、解体工事を担当する清水建設、岩綿吸音板を製造する日本ソーラトン、廃棄物の収集・運搬を担う日本通運の3社が連携した。

 3社は、解体現場で発生する岩綿吸音板を効率的に分別・回収し、メーカーの受け入れ計画に合わせて輸送する仕組みを構築。仕組みの構築では、環境省の広域認定制度を活用するとともに、解体工事の着手前に日本ソーラトンが詳細な現地調査を実施。その結果に基づき、同社製で再資源化が可能な岩綿吸音板を正確に選定し、効率的な分別に繋げた。

 回収した岩綿吸音板は、専用回収ラック「NRBOX」を用いて日本通運の倉庫へ輸送。同倉庫を積み替え拠点および一時保管場所として活用し、解体工事の搬出時期とメーカーの受け入れ時期を調整できる仕組みとした。これにより、2025年11月13日から2026年4月27日までの期間に、「NRBOX」1,871基を用いて岩綿吸音板約560tを回収した。

 対象工事の概要は、工事期間が2025年10月1日から2028年4月30日、敷地面積が34,525.53m2、延床面積が152,834.466m2。建物はS造、地下3階、地上40階、塔屋1階で、建物最高高さは166.65m、用途は事務所(一部店舗)としている。

 清水建設は今後、全国規模で対象製品の回収が可能な広域認定制度や、物流のボトルネックを解消する積み替え拠点を活用し、複数プロジェクトを横断した回収・再資源化や多品目回収を推進。建設廃棄物の最終処分率の低減に向けた取り組みを加速していく考え。

【日本】清水建設、解体岩綿吸音板のクルーズド・ループ・リサイクル成功。国内初。560トン 2

【参照ページ】国内初、解体工事現場で岩綿吸音板の再資源化を実現 【画像】清水建設

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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