
国連食糧農業機関(FAO)は10月15日、各国の生物多様性国家戦略・行動計画(NBSAP)における農業・食料システムの位置付けを分析した報告書「Agrifood Systems in National Biodiversity Strategies and Action Plans: Global Analysis」を発表した。
昆明・モントリオール生物多様性枠組(KMGBF)に整合するよう改訂・更新された78件のNBSAPに盛り込まれた約1万3,000件の施策を分析した結果、全施策の36%が農業・食料システムに関連していた。一方、施策ごとの資金需要を算定しているNBSAPは19%に留まり、実施体制や進捗管理にも課題があることが明らかになった。
今回の分析では、農業・食料システムがKMGBFの23目標全ての達成に向けた横断的な手段となることを確認した。分析対象の全NBSAPに農業・食料関連施策が含まれており、持続可能な農業に直接関係する目標だけでなく、生物多様性保全全般を推進する上で重要な役割を担っていることが示された。一方、持続可能な消費の促進、複合的な生産システムの支援、食料・農業に関連する水生遺伝資源の保全等については、施策として十分に活用されていないと指摘した。
農業・食料システムと生物多様性の関係については、…
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