国連気候変動枠組条約第29回バクー締約国会議(COP29)議長国アゼルバイジャンは11月21日、約50カ国が国連気候変動枠組条約第29回バクー締約国会議(COP29)の場で、「気候行動のための水バクー宣言」に署名したと発表した。
同宣言は、パリ協定の国別削減目標(NDC)や国家適応計画(NAP)の策定において、水関連の緩和や適応を統合することを求めるもの。国連環境計画(UNEP)、世界気象機関(WMO)、国連欧州経済委員会(UNECE)等が宣言作成に協力し、世界自然保護基金(WWF)、Water.org & Water Equity、ストックホルム国際水研究所、イスラム開発銀行等も支持を表明している。
同日開催された「気候行動のための水バクー対話」では、気候変動、自然・生物多様性、汚染・廃棄物という3つの地球規模の危機は、水循環を破壊し、水を汚染し、水の希少性をますます悪化させるとの言及があり、すでに約30億人が水不足に直面しており、旱魃、砂漠化、火災、洪水等、災害の90%以上が水に関連していると伝えた。
【参照ページ】Nearly 50 Countries Sign Baku Declaration on Water for Climate Action as COP29 Concludes Thematic Day Calendar
【参照ページ】Water is in the spotlight at the UN climate summit. Here’s why that matters
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