金融インデックス開発世界大手S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは12月23日、Dow Jones Sustainability Indices(DJSI)シリーズの採用銘柄企業を公表した。
DJSIシリーズは、1999年に誕生して以来、ESGインデックスの老舗として知名度が高い。DJSIシリーズはS&Pグローバルの企業評価「Corporate Sustainability Assessment(CSA)」の最新結果に基づき、年に1度銘柄入替えを行っている。CSAは適宜、評価体系を見直しており、実際毎年アップデートされている。
DJSIシリーズには、先進国・新興国双方対象の「DJSI World」、北米地域対象の「DJSI North America」、欧州地域対象の「DJSI Europe」、アジア太平洋地域対象の「DJSI Asia Pacific」等9種類ある。その中でも最も注目を集めるのがDJSI Worldで、構成銘柄は今回324社。
DJSI Worldに新たに採用された日本企業は、川崎重工業、大日本印刷、楽天グループ、INPEX、NECの5社。
また、昨年に引き続き採用されたのは、ブリヂストン、伊藤忠商事、小松製作所、LIXIL、三菱重工業、三井物産、ナブテスコ、双日、TOTO、TOPPANホールディングス、ニコン、積水化学工業、セブン&アイ・ホールディングス、丸井グループ、野村ホールディングス、味の素、明治ホールディングス、日清食品ホールディングス、オリンパス、シスメックス、資生堂、三菱ケミカルグループ、電通グループ、LINEヤフー、中外製薬、小野薬品工業、野村総合研究所、オムロン、リコー、ソフトバンク、ANAホールディングス。
一方、昨年採用されていたが今年採用されなかったのは、本田技研工業、積水ハウス、住友林業、日本プロロジスリート投資法人、富士通、横河電機。
324社の国別内訳は、米国48社、日本37社、台湾34社、韓国25社、フランス18社、英国17社、スペインとイタリア15社、ドイツ14社、タイ13社、ブラジルとインド11社、オーストラリア8社、オランダとスイス7社、中国6社等。
【参照ページ】S&P Dow Jones Indices 2024 Review Results, effective as of December 23, 2024
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