世界の水問題解決に必要なのは、水に関する豊富なデータや情報だ。それらの価値ある情報に世界中の誰もが利用できるように、米国が動き出した。
世界の水問題解決に取り組むThe U.S. Water Partnershipは9月2日、米国が作成した水に関するデータや情報を世界中に公開するオンラインプラットフォーム、H2infOを公開した。これにより、2014年末までには、米国の専門機関が収集した10,000以上の水に関する情報源に世界中からアクセス可能になる予定だ。H2infOはストックホルムで開催されたWorld Water Weekのイベント内で発表された。
H2infOは、米国が保有する水に関する重要情報への世界中からのアクセスを増加させるために創設され、世界の水に関するナレッジ・マネジメントギャップを埋めることも目的としている。H2infO を創設したThe U.S. Water Partnershipは、米国の水専門家により構成される水問題解決に向けた官民パートナーシップだ。
U.S. Water Partnership Steering Committeeの委員長を務めるHarriet Babbitt氏は「H2infOは水問題の解決を支援する情報や手段を提供することで、米国のこれまでの経験やリソースを世界中に届けることを目指している」と語る。H2infOは米国国務省および、U.S. Water Partnershipの100以上の会員の支援によって実現した。
H2infOのサイト上ではトレーニングマニュアルやケーススタディのための水不足エリアマップ、プロジェクトのレポートなどを閲覧可能だ。
水問題の解決は、世界中の様々な組織・団体が今後これらのリソースをどのように自らの地域の問題解決に活かしていけるかにかかっている。
【参考サイト】H2infO
【団体サイト】U.S. Water Partnership
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