
米プラスチック素材製造Trinseoと照明世界大手蘭シグニファイは4月9日、使用済み街灯シェードの溶解リサイクルで協働すると発表した。廃棄されるポリカーボネート用プラスチックを再び照明用途に循環させる「照明to照明」のクローズド・ループ・リサイクルの実現を目指す。
欧州では、自治体による街灯インフラの更新や改修が進み、使用済みランプシェードが大量に廃棄物として発生。一方、これらの部材は組成の複雑さや汚染の影響から、従来は焼却や埋立廃棄されることが多かった。また照明用途への再利用では、厳密な色仕様や一定の光透過率といった光学性能が求められ、見た目と照明性能の両立が必要だった。
両社は今後、オランダで使用済み街灯シェードを回収し、回収材を同国ユトレヒトのHeathland Recycling Solutionsに輸送。その後、同国テルネーゼンにあるTrinseoの溶解リサイクル施設で高純度のポリカーボネートを回収、リサイクルし、照明用途向け光学グレード材料「CALIBRE ECO DI」の光学特性を満たすよう材料を調整し、高品質化する。
高品質化した再生ポリカーボネートは、シグニファイの3Dプリンティングおよび材料イノベーション専門拠点「Signify myCreation」に供給され、押出成形でペレットを製造。製造されたフィラメントは、ペンダント・ランプシェードを3Dプリントするための原料となり、ISO14021に準拠した再生ポリカーボネート比率75%の新たなランプシェード部品を製造する。オンデマンドで生産し、過剰生産を防止する。
【参照ページ】Trinseo and Signify partner to turn end-of-life streetlight shades into new lampshades via dissolution recycling.
【画像】Trinseo
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