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【シンガポール】タイガービール、WWFと提携。絶滅危惧のトラ保護キャンペーンを展開

 シンガポールのビール大手ハイネケン・アジア・パシフィックは5月30日、同社が展開するビールブランド「タイガービール」と世界自然保護基金(WWF)が、絶滅危惧のあるトラを保護するため6年間のパートナーシップを締結したと発表した。タイガービールは、活動の第一弾としてWWFの保護活動に100万ドルを拠出した。今後、トラ保護のための啓蒙プロジェクトを共同で展開していく。

 タイガービールは、東南アジアで人気のあるビールで、シンガポールのFraser and Neaveとハイネケンが1931年にビール製造のため合弁企業としてマレーシアに設立したMalayan Breweriesが1932年に製造を開始。Malayan Breweriesは1989年にアジア・パシフィック・ブリュワリーズに社名変更し、2013年にハイネケン・アジア・パシフィックの完全子会社となった。

 タイガービールとWWFは、トラ保護啓蒙活動として「#3890Tigersキャンペーン」を展開していく。#3890Tigersはデジタルを活用した世界的なキャンペーン。世界各国の6名のアーティストと協力し、AI技術を活用したTiger Art Intelligenceというアーティストとユーザーが簡単にオンライン上でコラボレーションできるプラットフォームを提供。トラの生息数の減少への理解、トラの密猟、違法取引を撲滅するための活動喚起を行う。

 世界のトラの生息数は、過去100年間で96%減少と絶滅具危惧のおそれがある。原因は、違法取引や密猟、生息地の減少で、現在の野生のトラの生息数は約3,890頭しかいないと言われている。2010年に、トラの生息する13か国が協力して「Tx2イニシアチブ」を立ち上げ、2022年までに生息数を6,000にまで回復させる目標を掲げた。タイガービールは、このイニシアチブに賛同し、窮地に立たされているトラへの理解を広げるための支援をしていく。

 タイガービールは、名称に「タイガー」がついているものの、トラはブランド名であって、同社がトラという資源を活用しているわけではない。しかし、タイガービールは、キャンペーンの一環として一時的に同社のブランドロゴからトラの絵柄を消すことも計画している。同社の商品からトラのロゴが消えるのは過去84年間の中で初。トラのいない象徴的なロゴを掲載することで、消えゆく動物への認識を高めることを狙う。

 #3890Tigersキャンペーンは、世界トラの日である7月29日まで実施される。また、#3890tigers及び#uncageartのハッシュタグを使い、ソーシャルメディアでも積極的に展開していく。

【参照ページ】Tiger Beer and WWF join forces to fight illegal tiger trade

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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