英シティ・オブ・ロンドン自治体(シティ・オブ・ロンドン・コーポレーション)と英国政府は6月21日、グリーンファイナンス研究所(Green Finance Institute)をシティ・オブ・ロンドン自治体の地区内に設立すると発表した。シティ・オブ・ロンドン自治体のグリーンファイナンス・イニシアチブ(GFI)は4月19日、ロンドンを世界のグリーンファイナンスの中心にするための英政府への提言レポートの中で、グリーンファイナンス研究所の設立を提言していた。
【参考】【イギリス】シティのグリーンファイナンス・タスクフォース、英政府への提言書発表(2018年4月25日)
グリーンファイナンスの分野では、欧州の中でもフランスやルクセンブルクが先行しており、英国は危機感を募らせている。海外でも香港やシンガポールが「グリーンファイナンス」ブランドを強化中。今回のグリーンファイナンス研究所は、英政府とシティ・オブ・ロンドンのナレッジやスタッフを結集し、英国内のグリーンファイナンスの拠点とする考え。気候変動の分野では2030年までに90兆米ドルの投資が必要と算出されており、グリーンボンド発行等を英国内でも強化していく。
【参照ページ】Green Finance Institute
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