国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)は12月18日、国連責任投資原則(PRI)の銀行版となる「国連責任銀行原則(PRB:Principles for Responsible Banking)」に新たに9銀行が加盟し、合計37銀行となったと発表した。
【参考】【国際】銀行版PRI「国連責任銀行原則(PRB)」2019年9月発足。創設銀行世界29社。日本ゼロ(2018年11月9日)
PRBの創設機関として参画している28銀行は、英バークレイズ、仏BNPパリバ、仏ソシエテ・ジェネラル、蘭ING、蘭トリオドス銀行、西サンタンデール銀行、西BBVA、スウェーデン・ノルデア銀行、ギリシャPiraeus Bank、豪ナショナル・オーストラリア銀行、韓国・ハナ金融グループ 紹介、韓国・新韓フィナンシャルグループ、中国工商銀行(ICBC)、モンゴルGolomt Bank、タイCIMB Bank、インドYes Bank、豪ウエストパック・グループ、メキシコBanorte、ブラジルBanco Bradesco、エクアドルBanco Pichincha、トルコGaranti Bank、南アフリカFirstRand、南アフリカLand and Development Bank of South Africa(LADBSA)、南アフリカStandard Bank、エジプトArab African International Bank、エジプトCIB、ケニアKCB、ナイジェリアAccess Bank。
今回新たに加盟した銀行は、英スタンダードチャータード、仏ナティクシス、独GLS Bank、ベルギー・KBCグループ、アイスランド・Landsbankinn、韓国・KB金融グループ、韓国・DGBフィナンシャルグループ、ナイジェリア・ゼニス銀行、ナイジェリアKeystone Bankの9社。さらに、欧州銀行連合会(EBF)、欧州協同組合銀行協会(EACB)、スペイン銀行協会、スペイン貯蓄銀行連合会(CECA)、オランダ銀行協会(NVB)、自然資本連合(NCC)、SITAWI Finance for Good、BBVAマイクロファイナンス財団の8機関も支持を表明した。
今回の追加を受け、アジアの加盟銀行は、韓国4社、中国1社となった。一方、日本の銀行は引き続き加盟がない。