ノルウェー公的年金基金GPFGの運用を担うノルウェー銀行投資マネジメント部門(NBIM)は11月14日、同機関の倫理委員会からの勧告に基づき、深刻な人権侵害リスクがあるとして、英軍事・警備G4Sからの投資引揚げ(ダイベストメント)を発表した。
NBIMはダイベストメントについては、事前にエンゲージメントや議決権行使等の他の株主として行使できる手段を検討することが求められている。今回全て観点において独立監査を実施してはいないものの、投資除外が適切と最終判断した。
NBIMの倫理委員会が判断したダイベストメント対象企業はすでに156社。日本企業でも、電源開発、北海道電力、北陸電力、日本たばこ産業、九州電力、沖縄電力、四国電力、東北電力が、気候変動に関する基準でダイベストメントが適切と判断されている。
【参照ページ】Decision to exclude company from the Government Pension Fund Global
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