金融情報世界大手米モーニングスターは12月16日、ESG株式ファンドの過去1年間のトータルリターン・ランキングを発表。上位10ファンドと下位10ファンドの状況を記した。投資口に投資する不動産投資信託も対象に含まれた。
首位は、ピクテ・グローバル・エンバイロメンタル・オポチュニティーズで、トータルリターンは31.9%。同ファンドは、省エネや汚染防止技術の企業に集中投資する戦略を採っている。2位は、シュローダーISFグローバル・シティーズ不動産で29.3%。ESG評価の高い大都市の不動産に投資している。特に、米国や、中国の上海、北京、深圳の不動産が高いパフォーマンスを出した。
その他、ピクテのテーマ・ファンドは、ピクテ・セキュリティーズが28.4%で3位、ピクテ・クリーン・エナジーが27.7%で5位、ピクテ・ウォーターが26.2%で9位と10位以内に4本も入った。
下位グループでは、英スチュワート・インベスターズのファンドが6本入った。最下位は、スチュワート・インベスターズ・アジア・パシフィック・リーダーズで3.72%。ベンチマークとなるMSCI ASIA Pacific ex Japanの7.2%をも下回った。下から2番目は、ピクテ・エマージング・サステナブルで4.82%。シュローダー・レスポンシブル・バリュー・UKも6.18%で、下から4番目だった。
モーニングスターは、今回のランキング発表は、教育・情報目的のみで、投資助言のためではないと注記している。
【参照ページ】Top Performing ESG Funds of 2019 - and the Worst
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