日本生命保険は、2021年4月から融資を含む全てのアセットクラスでESG投資を実施する。全アセットクラスでのESG投資採用では、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が日本では先行していたが、エンゲージメント・議決権行使型のESG投資に重点を置いていた。一方、民間の機関投資家では、第一生命保険が4月、ESGインテグレーション型のESG投資を2023年までに全アセットクラスで採用すると表明していた。
今回、日本生命保険は、第一生命保険より早く、2021年4月から全面導入する計画を表明したが、エンゲージメント・議決権行使型でのESG投資なのか、ESGインテグレーション型のESG投資なのかは、まだ不明。
日本生命保険は、2017年に策定した「ESG投融資の取組方針」の中で、株式投資先と社債投資先に対してはエンゲージメントを行い、また社債投資と融資ではESGインテグレーションを行うよう努力すると表明していた。2021年4月からは、これらに加え、国債投資や不動産にも対象を広げるという。報道によると、国債投資では世界銀行のデータを確認し、不動産では環境認証の取得を推奨するという。
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