米フェアトレード推進NGOフェアトレードUSAは4月12日、アマゾンが運営する低炭素・脱炭素商品イニシアチブ「Climate Pledge Friendly」に参画すると発表した。アマゾンから「Climate Pledge Friendly」が付与され、同社の製品にバッジ貼付できるようになる。
【参考】【国際】アマゾン、低炭素型商品へのラベル付与開始。消費者購買行動での気候変動アクション訴求(2020年9月28日)
Climate Pledge Friendlyは、アマゾンのEコマースサイト上で、低炭素・脱炭素商品の販売を促進するため対象商品の視認性を上げる制度。アマゾンが認定した既存の認証、もしくはアマゾンが独自に運営するCompact by Design認証を取得すると、北米の製品識別コード「ユニバーサル・プロダクト・コード(UPC)」単位で、「Climate Pledge Friendly」ラベルを付与できる。
フェアトレードUSAの認証は元来、調達価格を公平するフェアトレードが要件だったが、今では環境面での基準も設定されている。
Climate Pledge Friendlyにすでに認定されている認証は、フェアトレードUSAとは別のフェアトレード機関フェアトレード・インターナショナル、ブルーサイン、FSC、Higg Index、グリーンシール、Oeko-Tex、フェインフォレスト・アライアンス(RA)認証、米農務省(USDA)オーガニック認証、責任あるウール認証、リジェネラティブ・オーガニック認証、Recycled Claim Standard、オーガニック100、Global Recycled Standard、Global Organic Textile Standard、ENERGY STAR Most Efficient、Carbon Neutral Certified、カーボントラストのカーボンニュートラル認証等がある。
アマゾンのClimate Pledge Friendlyは、創設当時、NGOからの批判にさらされたこともある。しかし、むしろ膨大なバイイングパワーを武器に、認証NGOの方からアマゾンに申請する流れを創ることで、批判を防止するだけでなく、NGOとの立場を逆転させつつある。
【参考】【国際】アマゾン「Climate Pledge Friendly」ラベル、NGOから一部商品で批判受け付与取り消し(2020年11月5日)
【参照ページ】Fair Trade USA™ Joins Amazon Climate Pledge Friendly Initiative
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら