デンマーク製薬大手ノボノルディスクと米AI創薬技術開発Valo Healthは9月25日、心代謝性疾患の新規治療薬の発見・開発で協働すると発表した。
Valo Healthは、同社のモデリングツール「Opal Computational Platform」を活用し、患者の実データへアクセスし、人工知能(AI)による低分子化合物の探索を行う。加えて、同社のヒト組織モデリング・プラットフォーム「Biowire」も活用し、探索・開発プロセスを迅速化する。
Valo Healthはさらに、同社が「Opal Computational Platform」を使用して発見・開発した心血管疾患に関する3つの前臨床創薬プログラムも、ノボノルディスクにライセンス供与する。これにより、新規の創薬標的の同定と検証、標的のための医薬品候補の開発で、化合物の安全性と有効性の予測に役立てる。
ノボノルディスクは今回、契約一時金および短期マイルストーンとしてValo Healthに対し、6,000万米ドル(約89億円)を支払う。さらに、最大11プログラムに対し、総額27億米ドル(約4,025億円)の研究開発資金とロイヤリティを追加で支払う可能性もあるという。
【参照ページ】Valo Health and Novo Nordisk to collaborate to discover and develop novel treatments for cardiometabolic diseases using human data and artificial intelligence
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