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【香港】香港生産性評議会、G4 XBRLレポートプログラムに参加

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Global Reporting Initiative(以下、GRI)は9月3日、Hong Kong Productivity Council(香港生産性評議会、以下HKPC)がGRIの推進するG4 XBRLレポートプログラムに参画したと発表した。同プログラムは企業のGRIタクソノミー2013を使用したオンラインサステナビリティレポート作成を支援するものだ。

XBRLとはeXtensible Business Reporting Languageの略語で、企業が財務諸表などを記述するためのXMLの規格をベースに作られたマークアップ言語のことを指す。XBRLは財務・会計情報の作成・比較・分析を容易にし、流通を円滑にするために作られたもので、XBRL Internationalによって仕様が制定されている。オンライン報告の際の記述をXBRL対応にすることで、システムによる情報収集・取り込みが容易になる。

財務報告の分野ではXBRLは既に必要不可欠なものとなっているが、GRIは数年前から非財務情報の報告においてもXBRLの導入を推進しており、会計コンサルティングファームのデロイトと共にGRIガイドラインに対応したGRIタクソノミーの開発に取り組んできた。

企業はGRIタクソノミー2013に基づいて自身のサステナビリティデータをコンピュータが読み取れるようにタグ付けすることで、G4、G3.1およびG3に対応したオンラインのサステナビリティレポートを作成することができる。

今回新たにG4 XBRLレポートプログラムに加わったHKPCは、法令により創設された学際組織で、香港企業のバリューチェーン全体における統合的な支援を通じて香港企業の生産性を向上させることをミッションとしている。HKPCはこれまでもサステナビリティレポートの作成や認証を通じて10年以上に渡り香港ローカル企業のサステナビリティパフォーマンス向上を支援してきた。HKPCはデータ収集や分析、報告や認証を補助するためのインターネット用テンプレートやツールの開発にも独自に取り組んできた。

HKPCは、2012?2013年の初となるサステナビリティレポートの発行後、GRIからG4 XBRLレポートプログラムにアーリーバードとして参加するよう招待されていた。

HKPCのシニアコンサルタント、Jessica Chan氏は「我々は新たにGRI タクソノミー2013 をレポートに適用したことで、レポートを再構成し、読者に対してレポート内の鍵となる情報にたどりつくための新しい選択肢をより便利な形で提供できるようになったことを嬉しく思う。レポートにタグ付けする作業を通じて、我々はレポートを新たな視点で見ることができるようになった。我々はレポートをより洗練させ、XBRLフォーマットに沿ってデータを整理することができた。今回の経験はGRIガイドラインに沿って今後のレポーティングを計画する上で大いに役立った」と語った。

HKPCの事例が示すように、オンラインサステナビリティレポートをXRBL対応にすることで情報の受け手にとっての利便性が増すだけではなく、そのプロセスを通じて自社のサステナビリティデータを再整理できるというメリットも得られる。

【団体サイト】Global Reporting Initiative
【団体サイト】Hong Kong Productivity Council
【参考サイト】XBRL

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