投資銀行グローバル大手のMorgan Stanleyは10月14日、同社のプライベート・エクイティ投資におけるインパクト投資の更なる拡大に向け、David Wilton氏をMorgan Stanley Alternative Investment Partners(以下、AIP)のマネージング・ディレクターとして迎えると発表した。今後、AIPはMorgan Stanley Institute for Sustainable Investmentと協力し、プライベート・エクイティ・インパクト投資商品を開発していく予定だ。
Wilton氏は、世界銀行グループにて途上国の民間セクター開発に専念する国際開発機関、International Finance Corporation(国際金融公社)にて最高投資責任者およびグローバル・プライベート・エクイティのマネージャーを務めていた人物だ。また、以前にはWorld Bank Pension Fund(世界銀行年金ファンド)にて、プライベート・エクイティおよび不動産投資に携わっていた経験もある。
Wilton氏は「AIPのプライベート・エクイティ部門に加わることにとても興奮している。このチームは、仕事の深さや質、価値創造のための優れたアプローチ、顧客の期待以上の結果を出すことにこだわる姿勢など、どれをとっても賞賛に値する。高い収益率を求めながら、測定可能なポジティブ・インパクトを生み出すことを望む投資家に対して、AIPは革新的なプライベート・エクイティ・ソリューションを提供するユニークな存在となると信じている」と述べた。
Morgan Stanley Investment Managementの一部であるAIPは、機関投資家向けのオルタナティブ投資商品の組成・マネジメントに特化しており、プライベート・エクイティや不動産投資を含むオルタナティブ投資の専門家を多数抱えている。2000年の設立以降、同社は現在およそ364億ドルの資産を運用・アドバイスしている。
今回のWilton氏の招聘により、今後さらに多くの資産がインパクト投資へと向けられ、多くの投資家に新たなサステナビリティ投資の機会がもたらされることを期待したい。
【企業サイト】Morgan Stanley
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