紛争鉱物に関する国際ガイドラインを制定しているConflict-Free Sourcing Initiative(CFSI)は10月7日、鉱物問題に関わるサプライチェーン情報の調査代行を行うSource Intelligence社を公式ベンダー第1号に選定したことを発表した。両者はこれまでも紛争鉱物関連の事業者データベースの構築などで協力してきたが、今後はさらに紛争鉱物に関連するサプライチェーンデータの共有など協力を深めていく。
【参考】紛争鉱物規制/ドッド・フランク法と企業対応の現状
Source Intelligence社はカリフォルニアに本社を置くサプライチェーンの情報提供と認定を行う企業。紛争鉱物や現代奴隷の分野でサプライチェーン情報の調査代行や調査内容を提供するITプラットフォームサービスを提供している。米国でドッド・フランク法が制定して以降、紛争鉱物に関するサプライチェーン情報の収集は特に製造業にとって重要な業務となっている。しかし、自社で膨大なサプライチェーンの情報を集めることは容易ではなく、Source Intelligenceのようなサービス提供者が情報収集を代行していることは少なくない。今回、Source Intelligenceと紛争鉱物に関する書類作成フォーマットを提供するCFSIが正式に提携したことで、今後紛争鉱物ルールの遵守強化とともに、事業者にとっての負担軽減となるソリューションが登場していくことが期待される。
【参照ページ】Conflict-Free Sourcing Initiative Names Source Intelligence As First Official Vendor Member to Further Enhance Resources, Networks
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