米国商工会議所財団は11月17日、毎年開催している「コーポレート・シチズンシップ・アワード」の今年度の受賞企業を発表した。今年で17回目。授賞式は商工会議所がワシントンDCで開催した「2016年企業市民活動カンファレンス」の最後に行われ、8つのカテゴリにおいて、それぞれ1社が選出された。
「ベスト・コーポレート・スチュワード(大企業の部)」グラクソ・スミスクライン
共有価値を生み出すビジネスモデルを用い科学に基づくヘルスケア企業。発展途上国における疾病の治療と予防、医薬品へのアクセス強化、持続可能な成長のための研究に投資。2015年には、後発発展途上国における医薬品の投入量を倍増。
「ベスト・コーポレート・スチュワード(中小企業の部)」Network for Good
2014年にBコーポレーション認定を得て設立。データと専門家の知見を活用し、非営利団体向けに戦略的募金プログラムを構築。
「教育へのベスト・コミットメント」ロッキード・マーティン
学生にSTEM教育への興味を喚起させる体験提供「Imagine Science」プログラムに資金提供。
「ベストコミュニティ改善プログラム」The Wonderful Company
ピスタチオ生産会社。地域の半分世帯に従業員がいる同社の拠点カリフォルニア州ロスト・ヒルズ地域の改善に1,500万米ドル以上を投資。地域に対する帰属意識・インフラ整備に貢献。
「ベスト災害対応・コミュニティ強靭化プログラム」フェデックス
2015年のネパール地震で関連団体と協働し、米国からカトマンズまで約18万トンの緊急物資を搬送。延べ100万米ドルの支援を実施。
「ベスト経済的自立プログラム」ウォルマート
女性経営者ビジネス(WOB)をサプライヤーとして採用。この経済的自立プログラムにより、WOBから調達した商品・サービスは165億米ドル。WOB76万人に研修を実施。
「ベスト環境スチュワードシップ」Optoro
小売業者の余剰在庫販売を支援し埋立廃棄物を削減。グルーポンとの提携では廃棄物を約60%削減。
「ベスト健康・ウェルネスプログラム」Health Care Service Corporation
小児科の喘息患者の支援のため米国北中西部肺協会と提携。
【参照ページ】2016 Winners
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