【国際】IBM、世界食品大手とブロックチェーンを用いた食品サプライチェーンシステム運用開始 2017/09/14 最新ニュース

 IT世界大手IBMは8月22日、食品関連大手と協働で、ブロックチェーン技術を活用した食品サプライチェーンシステム検討のコンソーシアムを結成したと発表した。同コンソーシアムに参加する企業には、ウォルマート、ユニリーバ、ネスレ、タイソン・フーズ、ドール・フード・カンパニー、クローガー、マコーミック、Driscoll’s、Golden State Foods、McLane Company等、欧米を代表する食品関連企業も名を連ねた。

 食品のサプライチェーンは、原材料から小売までの間にいくつもの国や企業を跨ぐことが多く、トレーサビリティが確立されていない。そのため、食品汚染や異物混入が発生し、大量の食品廃棄やリコール(商品回収)を引き起こしている。最近では、サルモネラ菌が検出されたパパイヤの農場を特定するのに2か月以上も要したという例もあるという。

 同コンソーシアムに参加する企業は、IBMのブロックチェーン技術を活用した食品サプライチェーンシステムの運用を開始していく。これにより、サプライチェーン上のあらゆるトランザクションデータが一元的に管理できるようになる。また、従来食品サプライチェーンは、書類により流通が管理されており、記載ミスや意図的な改竄が発生しているが、人の手によるデータ改竄が難しいブロックチェーン技術により、データの信頼性も高めることができる。この手法を用いると、生産者から消費者にいたるまで、誰もが商品の生産元や加工元などの情報を得ることができるようになる。

 IBMはこの他、花、不動産、教育、保険・医療サービス分野でもブロックチェーン技術を用いたサプライチェーン管理を展開していく。すでにIBMは、開発、運用、保守までを一貫して行える企業向けブロックチェーンプラットフォームの運用も行っている。

【参照ページ】IBM Announces Major Blockchain Collaboration with Dole, Driscoll’s, Golden State Foods, Kroger, McCormick and Company, McLane Company, Nestlé, Tyson Foods, Unilever and Walmart to Address Food Safety Worldwide

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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