
国連責任投資原則(PRI)と米CFA協会は9月21日、今年5月から開始した業務提携の一環として、今年10月から来年2月までワークショップを世界20ヶ所で開催し、2018年にはESG投資に関する国際調査を共同実施することを発表した。
初回のワークショップは、10月3日にロンドン証券取引所で開催された。ワークショップ参加は招待制で、招待リストは2018年に拡大される予定。ESG投資の国際調査では、まずワークショップ参加者を中心とした予備調査を実施し、参加者や各国の投資関連業界団体を通じてのみ結果が限定公開される。また、ワークショップ後に、対象を拡大した本格調査を2018年に実施する。
今回の発表の一環として、PRIとCFA協会は、ESG投資手法の現状を分析したレポート「ESG in Equity Analysis and Credit Analysis」を発表。株式投資の銘柄分析と信用リスク分析の中にESG要素を織り込む手法を簡単に整理している。とりわけ、注目を集めているESG投資手法「ESGインテグレーション」とそれ以外のESG投資手法を区別する線引きに焦点を当てている。その中で、ESGインテグレーションの実現のために投資リターンを犠牲にするものは、ESGインテグレーションとは呼べないことが明記されている。同レポートの中では、企業に対するESG分析の事例として、SASBスタンダードが用いられている点が興味深い。
東京でのワークショップ開催は来年1月18日を予定。その他、ロンドン、パリ、チューリヒ、アムステルダム、ヨハネスブルグ、ケープタウン、トロント、サンパウロ、ニューヨーク、ボストン、フランクフルト、ドバイ、香港、上海、ムンバイ、シドニー、メルボルン、シンガポールで開催される。
【参照ページ】CFA Institute and the PRI partner on ESG outreach, focus on global workshops, ESG survey and expanded ESG survey
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