【スウェーデン】公的年金AP4、低炭素戦略での株式投資は株投資全体の31%に増加 2018/03/06 最新ニュース

 スウェーデン公的年金基金AP4は2月22日、2017年の運用パフォーマンスを発表。低炭素戦略での株式運用額がグローバル株式アセットクラス全体の31%を占めるまでになったことを明らかにした。AP4は、低炭素戦略での運用を、リスク低減と同時にリターンを高めるためと説明。今後も増やしていく方向性を表明した。

 AP4は投資先のガバナンス強化もさらに強めていく。2017年の投資先企業の株主総会では、スウェーデン企業73社、海外企業896社に対し議決権を行使。2018年も株主総会に先駆け、すでにスウェーデン企業31社の取締役会指名委員会に積極的に関与している。議決権行使やエンゲージメントは、国連責任投資原則(PRI)が求めるアクティブ・オーナーシップの一環。

 AP4の2017年のパフォーマンスは、リターン9.1%。インカム・インデックスと長期リターン目標の双方を上回った。運用資産総額は301億スウェーデン・クローナ伸ばし、2017年年末時点で3,566億スウェーデン・クローナ(約4.6兆円)となった。背景には2017年は世界的に市況が良かったことを挙げた。過去10年の平均リターンは7.3%。2001年のAP4発足以来の平均リターンは6.1%。AP4はリターン目標として4.5%を設定している。

 AP4は運用コストの低さも強調。管理費用総額は、運用総額に対して0.1%。内訳で見ると、運用管理費が0.06%、委託手数料が0.04%。調査会社CEM Benchmarkingのデータによると、AP4の費用は他の同様のファンドに比べて46%も低いという。

【参照ページ】AP4’s fund capital increased to SEK 356.6 billion

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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