
EUで新型車両の安全・環境試験制度に関する新ルールが、2020年9月1日から導入される見込みだ。フォルクスワーゲンの排ガス不正事件を機に着手した案件がついに着地しそうな状況にある。新ルール導入が成立すれば、車両検査では「型式認証」制度が導入される。
新ルールの主な内容は、安全・環境技術要件の検査基準を第三者機関が策定、保証する「型式認証」制度が導入され、各EU加盟国が指定する車両検査事業者には、当該第三者機関による定期的な独立監査が義務化されるというもの。そのため、EU加盟国の規制当局は、営業免許を与えた検査事業者を評価、監査するために第三者機関を活用することが義務化され、活用しない場合は検査事業者は欧州委員会による合同監査を受ける必要がある。
また、加盟国の検査事業者指定に疑義がある場合は、他の加盟国が懸案を示すことができる制度も確立される。これにより、規制当局を巻き込んだ不正行為を、EU全体として防止する考え。
同ルールを盛り込んだEU法案は、2017年12月7日に欧州議会と欧州理事会の間で合意に達し、2018年4月19日に欧州議会が可決。間もなく欧州理事会でも可決される見通し。
さらに欧州委員会は、車両検査事業者と自動車メーカーの利益相反を防止するための制度も検討しているが、こちらはまだ欧州議会、欧州理事会双方から同意が得られていない。
【参照ページ】New EU type-approval rules for safer and cleaner cars: Frequently Asked Questions
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