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【イギリス】ロンドン市長、2050年環境戦略発表。CO2削減目標引上げ等。英政府にも協力要請

 サディク・カーン・ロンドン市長は5月11日、2050年までの環境戦略を掲げた。大気汚染浄化や二酸化炭素排出量削減を打ち出し、英政府にも協力を求めた。戦略策定では、パブリックコメントの募集も実施し、3,000人のロンドン市民、370のステークホルダーが意見を寄せた。

 大気汚染では、2025年までに二酸化窒素(NO2)の世界保健機関(WHO)が推奨するガイドライン基準に即した法定規制を導入する。二酸化炭素排出量削減では、2018年から2022年までの計画期間で1990年比40%削減に目標を引き上げる。これによりパリ協定の1.5℃目標に整合するという。そのためにも、太陽光発電設備容量を現行の20倍に増加させるため、2030年前に1GW、2050年までに2GWの太陽光発電パネルを敷設する。

 その他、国立公園都市財団と協働し、2019年夏にロンドンを「国立公園都市(National Park City)」を宣言する目標も打ち出した。食品廃棄物も2030年までに半減させる。河川や湿地帯に関する環境インフラの定義も行い、インフラ開発に導入する予定。

 カーン市長は、英政府にも協力を要請。特に、輸送分野以外でも二酸化炭素排出量を制限する権限をロンドン市長に認めるよう要望を出した。

 またカーン市長は5月11日、児童の肥満対策でも新たな規制方針を発表。ロンドン市内の公共交通機関においてジャンクフード広告を掲載することを禁止すると発表した。ロンドン市は、欧州の中でも肥満児童割合が高く、10歳から11歳の児童のうち40%が肥満状態にある。今後市長は、ロンドン食料戦略の一環として同規制の導入採択を目指す。

【参照ページ】Mayor sets out bold strategy to make London the greenest global city

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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