中南米12ヶ国は9月27日、環境・人権活動家に対する特別な保護を与えることを目的とした「エスカス条約(Escazú Agreement)」に署名した。中南米では、環境保護活動家や人権保護活動家に対する殺傷事件が頻発しており、政府として保護を決めたもの。署名した国は、アルゼンチン、アンティグア・バーブーダ、ブラジル、コスタリカ、エクアドル、グアテマラ、ガイアナ、メキシコ、パナマ、ペルー、セントルシア、ウルグアイ。
同条約は、今年3月コスタリカのサンホセ州エスカスで、中南米の24カ国によって採択。1992年の地球サミット・リオ宣言の10原則を具現化しており、環境問題に関わる情報の入手、市民の参加、司法手続き等の諸権利保護を盛り込んだ。加盟国は、環境・人権活動家への加害行為者に対して法的措置等をとるることで環境活動家を脅迫や暴力から保護する義務を定めている。また、活動家の生命権や、運動、表現、結社、集会の自由の権利を保障する義務も課した。
同条約は、11ヶ国の署名国が批准した段階で発効する。2020年9月27日までに批准するよう求めた。
【参照ページ】The Escazú Agreement: An Environmental Milestone for Latin America and the Caribbean
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら