欧州委員会のサステナブルファイナンスに関するテクニカル専門家グループは10月後半、審議中のサステナブルファイナンス法制化に関するFAQを発表した。「テクニカル専門グループ」「分類定義」「EUグリーンボンド基準」「気候関連情報開示」「ベンチマーク」の5つについて現段階での見通しや見解を述べた。
【参考】【EU】欧州委員会、サステナブルファイナンスに関するテクニカル専門家グループ委員35名任命(2018年6月19日)
サステナブルファイナンスの分類定義について、「気候変動緩和」「気候変動適応」「水及び海洋資源の持続可能な使用と保護」「サーキュラーエコノミーへの転換、廃棄物防止、リサイクル」「汚染防止と管理」「健康的な生態系の保護」の6テーマとなると発表。これらに貢献するとともに、6つのいずれにも悪影響を与えず、さらに最低限の人権基準を満たしているものが「サステナブル」とみなされる。
ベンチマークについては、「低炭素インデックス(Low-carbon Index)」と「ポジティブ炭素インパクト」の2種類のインデックスについては、基準を明確化する方針を示した。また、ESGインデックスに関するメソドロジーの情報開示も義務化していきたい考え。
【参照ページ】FREQUENTLY ASKED QUESTIONS
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