ノルウェー石油・エネルギー省は12月21日、欧州最大級の一角を担うStorheia陸上風力発電所の建設許可を出す方針と発表した。同発電所は、トナカイの飼育地であり、国連人種差別撤廃委員会(CERD)が12月10日、同地の先住民サミ族の家畜に悪影響を与えるとして、プロジェクトの見直しを要請していた。
同プロジェクトの建設主体は、現地のFosen Vindコンソーシアム。同コンソーシアムの持分比率は、現地のStatkraftが52.1%、Nordic Wind Powerが40%、TroenderEnergiが7.9%。全体で6ヶ所の風力発電ファーム建設を進めており、完成すると1,057MWの設備容量を誇る。総建設費は110億ノルウェークローネ(約1,400億円)。Storheia風力発電所はその一つで設備容量288MW。3.6MWの風力タービンを80基並べる。2020年の完成を目指している。
同プロジェクトに対しては、風力タービンの姿と音がトナカイを不安にさせると懸念を示していた。しかし同省は、熟慮の結果、同発電所の建設を中止するには値しないと結論づけた。
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