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【国際】RepRisk「世界で最も物議を醸したプロジェクト2018」発表。インフラ事故や食品汚染等

 ESGリスク情報提供世界大手スイスRepRiskは1月16日、2018年の「世界で最も物議を醸したプロジェクト(Most Controversial Projects)報告書」を発行した。RepRiskは、同様の報告書として「世界で最も物議を醸した企業(Most Controversial Companies)報告書」も毎年発行しているが、今回発行のものは「プロジェクト」についてまとめたもので今年が6回目の発行。

 同報告書は、上場・非上場含む世界の主要企業10万社とプロジェクト25,000件の情報を網羅した同社の「ESGリスクプラットフォーム」に基づいて、リスク値を計測している。このプラットフォームには、メディア、オンラインメディア、ソーシャルメディア、第三者団体等から発行された報告書、ステークホルダー、NGO、政府機関、規制機関、シンクタンク、ニュースレター等の公開情報を20言語で毎日収集している。

 リスクはゼロ(リスクが最も低い)から100(リスクが最も高い)で得点付けされ、特に75から100の値はリスクが非常に高い。

ランキングプロジェクト名リスク値業界内容
1ライオン・エア95インドネシア航空安全対策不徹底による墜落事故
2セーピアン・セーナムノイダム91カンボジアダムダム崩壊による大規模死亡事故
3パンジャブ国立銀行87インド銀行宝石商と同行従業員による大規模詐欺事件
4長生生物科技83中国生命科学安全・環境法令違反
5JBS Tolleson81米国食肉加工大規模サルモネラ菌汚染
6ダンスケ銀行エストニア支店59エストニア銀行マネーロンダリング
7Cambridge Analytica80米国情報サービス個人情報流出・プライバシー
8アウトストラーデ・イタリア77イタリア高速道路運営橋崩落事故
9Greenyard77ベルギー食品リステリア・モノサイトゲネス汚染
10Keppel Offshore & Marine73シンガポール建設汚職

 今回リストアップされたプロジェクト10件については、インフラ事故や食品汚染に関するものが多く、金融機関のマネーロンダリングや詐欺等のコンプライアンス不徹底によるものも瞬時に大問題化したことがわかる。

【報告書】Most Controversial Projects of 2018

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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