英国で6月8日、警察犬や警察馬等の「サービスアニマル」に対する「傷害罪」が適用される法律が施行された。従来は、器物損壊罪しか適用されず懲役は最大でも6ヶ月だったが、今後は最大で5年の懲役が科せられるにする。
同法は、2016年10月、当時8歳だった警察犬「フィン」が、強盗事件の犯人追跡中に、犯人に刃渡り25.4cmのナイフで腹部や頭部を刺され、一命をとりとめたものの瀕死の重傷を負ったことが契機になっている。犯人は、窃盗罪のみに科され4ヶ月で服役。一連の話が大きな社会的関心を呼び、サービスアニマルにも、器物損壊罪や動物保護法だけでなく、重い刑法により保護されるべきとの考えが広がっていた。そのため同法は「フィン法」という愛称がついている。
今回の立法を促した団体によると、2012年からサービスアニマルの傷害事件は100件以上起きているという。
【参照ページ】‘Finn’s Law’ delivered to protect brave service animals
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