世界経済フォーラム(WEF)は6月26日、オランダ政府及びカナダ政府とともに、海外旅行時にパスポートチェックを不要とする新たな試験的取り組みを開始すると発表した。スマートフォンの中にパスポートに織り込まれているチップデータを保存するとともに、生体認証技術や、分散型台帳技術と組み合わせる技術「Known Traveller Digital Identity(KTDI)」を導入する。オランダとカナダの越境時に2019年を通して試験し、うまくいけば2020年前半にも本格導入する。
越境時のパスポートチェックは、航空会社カウンター、空港でのセキュリティや本人確認、当局による入国管理チェック等、複数行われている。今回の取組では、空港、航空会社、当局と連携し、KTDIを導入する。航空会社では、エア・カナダ、KLMオランダ航空が、空港では、モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港、トロント・ピアソン国際空港、アムステルダム・スキポール空港が参加する。
【参照ページ】World Economic Forum consortium launches paperless Canada-Netherlands travel pilot
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