ファーストリテイリングとUN Womenは6月28日、アパレル産業における女性の地位向上を目的としたグローバルパートナーシップを締結したと発表した。UN Womenとのグローバルパートナーシップを締結するのは、アジアのアパレル企業として初。
今回のパートナーシップでは、ファーストリテイリングが2019年から2年間で合計160万米ドル(約1億7,000万円)をUN Womenに拠出。UN Womenが、ファーストリテイリングの主要生産拠点であるアジアの取引先縫製工場で働く女性を対象に、キャリア形成を支援する独自のプログラムを開発、展開する。また、ファーストリテイリングのグループ内でも、女性活躍とダイバーシティ推進を目指し、UN Womenと共同で管理職を対象としたトレーニングプログラムを実施。多様な価値観を持つ従業員が安心安全な環境で能力を発揮できる企業風土の醸成を推進する。
アパレル縫製工場では、女性社員が8割を占める。一方、管理的立場に就く社員は少なく、キャリア形成で課題がある。今回のプログラムでは、女性管理職の育成、スキル習得機会の提供、ジェンダー意識の改革を3つの柱とする。意識改革では、女性だけでなく、雇用者である工場経営陣や男性管理職層の意識改革も含まれる。
プログラムはまず、バングラデシュ、中国、ベトナムの3カ国の取引先縫製工場を対象。各地域でアセスメントを実施し、状況に適したプログラムを導入する。2020年度は、同3カ国の主要取引先工場約200工場から管理職候補として推薦された女性を対象に支援プログラムを提供する。
【参照ページ】ファーストリテイリングとUN Womenがグローバルパートナーシップを締結 - アパレル産業における女性のキャリア形成を支援する共同プロジェクトを推進
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