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【インド】現代自動車、インド市場初となる本格EV販売を開始。EV切替の政府方針にいち早く対応

 韓国自動車大手の現代自動車は7月9日、インド市場初となる本格的な電気自動車(EV)を投入すると発表した。車種はSUVタイプの「Kona SUV」で、価格は250万ルピー(約400万円)で、インドでシェア最大のマルチ・スズキ・インディア(スズキ子会社)の「Alto」の8倍の価格設定。インドでは、モディ首相が、時期未定ながらもガソリン・ディーゼル車の販売を廃止していく方針を表明しており、いち早くインド市場でEVを投入した。

 Kona SUVは、航続距離452kmで、80%の充電を1時間以内にできるという。EV充電ステーションの設置では、インド国営のインディアン・オイルと協働して、家庭向けの設置を進めていく。

 インドの新車販売台数は、2018年に430万台を記録。インド政府がEVへの転換を推進する背景には、気候変動や大気汚染への対策だけでなく、原油輸入依存度を低減もある。

 インドでは、これまでも、タタ・モーターズやマヒンドラ&マヒンドラが、電気自動車を販売していたが、特別販売や政府機関向けの販売しかしておらず、本格販売は今回が初。中国の上海汽車集団(SAIC)も、2019年内にEVをインドに投入する計画を進めている。

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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