米電力大手PG&Eは10月9日、カリフォルニア州サンフランシスコで大規模な計画停電を実施した。停電対象は、同地域の契約世帯の31%となる約80万世帯、約250万人。規模としては同州過去最大になった。
【参考】【アメリカ】カリフォルニア州、大規模山火事が同時発生。焼失規模が同州史上最大(2018年8月14日)
【参考】【アメリカ】カリフォルニア州2018年冬の山火事、死亡者同州過去最大。全米有数の高級住宅地も焼失(2018年11月15日)
カリフォルニア州では2018年、各地で未曾有の山火事が発生。原因は、気候変動による乾燥に、PG&Eの送電設備が着火したことと見られている。今回、同州サンフランシスコ・ベイエリアでは大規模な高温乾燥が予想され、山火事のリスクが高まったため、計画停電を決定。カリフォルニア公益事業委員会も承認した。
一方、カリフォルニア州では、南部のロサンゼルス北部で山火事が発生。10月12日までに30万km2が焼失した。10万人が避難を余儀なくされた。
計画停電は、複数の地域では数日間続き、市民や政府からも不満の声が上がっている。気候変動による異常気象が続くことで、電力会社は難しい対応に迫られるようになってきている。
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