英保険大手AVIVAの運用子会社AVIVA Investorsは10月23日、11ヵ国の年金基金及び保険会社大手の運用責任者のアンケート結果を発表。年金基金では37%、保険会社51%が、低金利時代が長期間続く見込みのため今後リアルアセットへの投資を拡大する見通しと回答。90%がリアルアセット投資でESGを考慮すると答えた。
リアルアセットへの投資は、ポートフォリオ分散と流動性が低いことによるプレミアム・リターンが期待できる。但し、年金基金の38%、保険会社の44%が、今後12ヶ月間、リアルアセット投資は、貿易紛争や英国のEU離脱等の不安要素があるとした。
リアルアセット投資でもESGを考慮すると回答した人のうち、年金基金では42%、保険会社では40%が、リアルアセット投資によるESGのポジティブ・インパクトも考慮すると回答した。加えて、年金基金では41%、保険会社では50%が、委託先の運用会社に対し、ESG投資アプローチの透明性を重視していくとも答えた。
リアルアセット投資の手法では、年金基金側は関心は、不動産直接投資が53%、インフラ株式53%、ストラクチャード・ファイナンスが52%だった。保険会社側は、不動産直接投資が54%、インフラ株式52%、ストラクチャード・ファイナンス51%。
【参照ページ】Institutional Investor demand for real assets continues to grow despite macro and political concerns
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