国連グローバル・コンパクト(UNGC)は11月5日、国連持続可能な開発目標(SDGs)を活用したイノベーションを促進するための企業向けガイダンスを発行した。国連は、SDGsの達成には、技術的なイノベーションが不可欠と捉えており、今回のガイダンスは、イノベーションの担い手である企業に対し、SDGsの観点からイノベーションを訴求していく狙いがある。
UNGCは、イノベーションを通じた市場創造は、特に新興国や後進国で必要となると指摘。今回のガイダンスでは、画期的なイノベーションを生み出すために必要な3要素として、「現在の延長ではなく飛躍的なマインドセット」「新しいビジネスモデルの構築と試行錯誤」「破壊的技術(Disruptive Innovation」を挙げた。
マインドセットについては、Why思考ではなく新しいアイデアを受け入れる「Why not?」思考や、インパクトを10倍以上に飛躍させるという思考プロセス、課題中心思考、不確実性の受容、自前主義からの脱却の5つを挙げた。
加えて、他者とのイノベーション面でのパートナーシップや、インパクト評価の考え方についても、ケーススタディを交えて提示した。
同ガイダンスは、テクノロジーコンサルティング英PAコンサルティングとシンクタンク英Volansと協働で作成した。
【参照ページ】United Nations Global Compact issues new guidance for companies to leverage technology and innovation to advance Sustainable Development Goals
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