英ビジネス・エネルギー・産業戦略省とUKリサーチ・イノベーション(UKRI)は、研究とイノベーションの国際協調を推進するため、エイドリアン・スミス卿とグレアム・リード教授がまとめた独立報告書を発表した。英国では、EU離脱後の国際競争力を意識し、多国間協調の重要性がより一層認識されている。
今回の独立報告書は、気候変動、生命を脅かす疾病、世界的な高齢化社会、人工知能(AI)等の先進技術等の分野で国際協調することが英国に新たな機会をもたらすことを整理した。また、EUから離脱した後も、EUの科学技術プログラム「Horizon Europe」と強調していく考えを示した。2027年までに英国全体のR&D投資をGDPの2.4%にまで引き上げるために、海外からの投資呼び込みも含めて推進することに政府がコミットすることも盛り込んだ。「世界人材戦略」と名付けた科学人材確保戦略も伝えた。
あわせてUKRIは同日、2030年までの英国及び海外でのインフラ投資需要をまとめたレポートを発表。その中でも研究とイノベーションへ投資していくことが、世界の需要をものにしていけることを明らかにした。レポートでは、再生可能エネルギーやバイオエネルギーも大きく取り上げた。
【参照ページ】International partnership opportunities for UK research and innovation
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