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【国際】マスターカードとハーバード、イノベーションに対する人物タイプ分類。リーダーの5要素発表

 決済世界大手米マスターカードとハーバード・ビジネス・レビューの分析サービス部門は11月5日、イノベーションに対するビジネスパーソン意識調査結果を発表した。イノベーション能力の高いリーダーの特徴として5つ要素を挙げた。

 今回の調査は、ハーバード・ビジネス・レビューに登録しているビジネスパーソン1,045人から回答を得た。調査設問は、取締役や執行役員クラスが21%、上級管理職が39%、中間管理職が28%で、管理職以上が87%を占める。企業規模や業種、地域、職種は分散している。アンケートでは、「イノベーションを推進するプロセス」「人材・戦略」「投資」「顧客インサイトの組込み」「データ・テクノロジー活用」の5つの観点で合計40の行動・態度に関する設問が用意された。

 回答を基に、総合スコア「ビジネス・イノベーター・インデックス」を算出。人物タイプを分類した。結果、イノベーション能力が最も高い「リーダー」が17%、「フォロワー」が42%、「ラガード(のろま)」が47%だった。

 「リーダー」のうち30%は、イノベーションにより過去2年間で売上が20%以上増加したと回答。「ラガード」では同様の売上増を経験している人は14%だった。また、リーダータイプの40%が、「ムーンショット」と呼ばれる飛躍的な野心を持ちプロジェクトを進めているのに対し、フォロワーでは22%、ラガードでは13%だった。リーダータイプでは91%が、適切なプロセスに沿っていれば、イノベーションの失敗は許容可能と回答した。

 また回答結果から、イノベーション・リーダーの特徴として5つの要素を挙げた。

  • スピード命:リーダーの96%は、四半期や週単位で思考し、新しいアイデアをどんどん市場に投入していた
  • データ活用:リーダーの73%は、直感だけに頼らず、内外のデータを分析していた
  • いま重視:リーダーの90%は、改善の積み上げではなく、投資や買収も踏まえ企業の総力を挙げて取り組んでいた
  • 企業文化がものをいう:リーダーの84%は、起業家のようにリスクを覚悟し、次々にアイデアを実践していた
  • 選択と集中:高まる顧客需要を満たすため、選択と集中が重要

【参照ページ】New Study Highlights Five Traits of Leading Innovators

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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