
国際環境NGOの世界資源研究所(WRI)は11月25日、国際食糧政策研究所(IFPRI)が提供する農作物と食料安全性に関するデータ、及び水リスク指標を掛け合わせ、現在および将来の水リスクをマッピングするツール「Aqueduct Food」のベータ版を発表した。同ツールは、米穀物大手カーギルの資金協力の下で開発。政府、企業、開発機関らの農業政策、投資、調達に関する科学的根拠に基づく意思決定のために活用されることを狙っている。
人が利用可能な淡水は希少なため、農業、自治体、産業の間での水資源の競争は激化している。世界の淡水取水量の70%を農業が占めており、毎年利用可能な水供給の80%が消費されている状況。WRIは、世界人口の4分の1が居住する17か国が…
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