化学世界大手米ダウは1月15日、ヒューストンに本社を置く再生プラスチック製造Avangard Innovativeと排他的提携関係を締結したと発表した。顧客からのリサイクル素材需要の高まりを受け、リサイクル素材の調達体制を強化した。
Avangard Innovativeは、プラスチック・フィルムをマテリアル・リサイクルして高品質の樹脂(PCR)を生産するラインを米ヒューストンに持つ。マテリアル・リサイクルでは、ポリエチレンテレフタレート(PET)では技術が普及しているが、低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムをリサイクルできる技術は珍しい。現在の生産能力は、年間4,800万t。同社は直近、ヒューストンに第2工場を、ネバダ州及びメキシコでも新たな工場を2020年に建設すると発表したばかり。各新設工場の建設費用は3,000万米ドル(約33億円)、生産能力は年間約1億tと報じられている。
ダウは今後、排他的にAvangard InnovativeからPCRペレットの提供を受け、バージン・プラスチックと混ぜた形で、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)及び低密度ポリエチレン(LDPE)の生産を行っていく。
【参照ページ】Dow and Avangard Innovative advance plastic circularity with agreement to supply recycled plastics for Dow technologies
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