英ビジネス・エネルギー・産業戦略省は4月3日、英政府の研究資金助成機関イノベートUKと協働し、新型コロナウイルス・パンデミックや将来同様の事態が発生した際の対策として、企業に対し2,000万ポンド(約26.9億円)の助成金プログラムを発表した。早くも将来を見据えた対策に乗り出す。
今回の助成金プログラムでは、将来の危機に備え、配送、食品製造、小売、交通・輸送、自宅待機等をレリジエントにするテクノロジーや研究型企業に対し、最大で5万ポンド(約680万円)を助成する。
想定されている分野は、小売企業では消費者需要の急増に応え、英国全土への配送を可能にする新技術。自宅待機中に高齢者や弱い立場にある家族のため、食品宅配、病院予約、光熱費支払等を実施してくれる手配サービス。自宅からでも質を十分に担保したオンラインでの学校授業を万人が受けられるようにする技術等を挙げた。
申請案件は、2020年6月までに開始する案件が対象。開始後6ヶ月までが助成対象で、採択された事業は2020年末までに事業開始することが求められる。
【参照ページ】£20 million for ambitious technologies to build UK resilience following coronavirus outbreak
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