英ビジネス・エネルギー・産業戦略省は6月23日、新型コロナウイルス・パンデミックからの経済復興策「グリーンリカバリー」の一環として、自動車業界のプロジェクト10件に総額7,350万ポンド(約98億円)の助成金を発表した。10社が対象に選ばれたが、日本企業は1社も選ばれなかった。
今回の助成金は、グリーンリカバリーのため、電気自動車に資する先端技術開発に投じられた。具体的には、リサイクル可能なバッテリーや超軽量コンポーネント等。英政府は、2050年までに二酸化炭素ネット排出量をゼロ(カーボンニュートラル)にする目標を掲げており、今回も電気自動車分野での助成金を通じて雇用促進も狙った。
選定された10社は、
- LEVC(中国Geelyの100%子会社):電気自動車(EV)型ロンドンタクシー開発
- Constellium:軽量バッテリー容器製造プロセス開発
- Cummins Turbo Technologies:省エネ型ターボチャージャー開発
- フォード:自動車用軽量素材研究
- ジャガー・ランドローバー:電気系統の組立シンプル化による軽量化・コスト削減研究、燃料電池自動車開発
- ジャガー・ランドローバー:燃料電池自動車(FCV)開発
- Avid Technology:電気自動車・燃料電池自動車の燃費改善
- TEVVA:商用自動車用の最先端車軸開発
- Magnetic Systems Technology:主電動機の生産技術開発
- BMW:パワートレインのコスト削減
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