欧州中央銀行は7月13日、ブルガリアの通貨レフと、クロアチアの通貨クーナを、ユーロ圏への移行を前段階となる第2次欧州為替相場メカニズム(ERM2)の対象国とすることを決定した。ECBのファビオ・パネッタ専務理事は、諸条件をクリアすれば、2023年にユーロ圏に移行される見込みと表明した。
ユーロ圏に加入するためには、ERM2の状態で2年間を経過しなければならない。ユーロ圏への加入のためには、通貨の安定性、物価の安定性、銀行制度の健全性等が条件として課されている。ブルガリア・レフとクロアチア・クーナは、ERM2の下でユーロとの為替相場を固定された。今回、固定価格も決定された。
EUでは、ユーロ圏に入っている国と入っていない国がある。デンマーク・クローネは、1999年からERM2に入っているが、自らの意思でユーロ圏への移行を先送りにしている。他には、ポーランド、チェコ、ハンガリー、ルーマニアは、ERM2への参加を拒否。スウェーデンは参加する意思はあるが、参加を先送りしている。
【参照ページ】Euro central and compulsory intervention rates for Bulgarian lev and Croatian kuna in ERM II
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