米インパクト投資ファンド運用Closed Loop Partners(CLP)のサーキュラーエコノミー・センターは7月21日、ビニール製使い捨てレジ袋に替わる革新的な買物袋を考案するため、米小売大手とともにイノベーション・コンソーシアムを発足した。イノベーション・デザインで有名なIDEOも参画し、幅広くアイデアを募る。
今回発足したコンソーシアムは、「Beyond the Bag Initiative」。マネージング・パートナーはCLP。参画企業は、ウォルマート、ターゲット、CVSヘルスが創業パートナー、ウォルグリーンが賛同パートナー、クローガーが食料スーパー・リードパートナーとして参画。さらにIDEOがイノベーション・パートナー、国際環境NGOのコンサベーション・インターナショナル(CI)とオーシャン・コンサーバンシー(OC)が環境アドバイザリー・パートナーとして参画した。参画機関は、1,500万米ドル(約16億円)を拠出する。
今回のコンソーシアムは、米国で毎年使い捨てレジ袋が1,000億枚以上消費され、そのうちリサイクル率はわずか10%未満にとどまっていることを問題視。レジ袋は、米国の海外で最も多く発見されるプラスチック製品10個のうちの1個にもなっている。また、使い捨てレジ袋の代替品も出てきているが、まだ確固たるものは登場しておらず、代替品も依然として環境フットプリントが高いものとなっている。
同コンソーシアムは、顧客の利便性、リサイクル・再利用インフラの状況等を加味しながら包括的にあるべき姿を追求する。そのため、世界中からアイデアを募る「Innovation Challenge」を開催。CLPは、「サーキュラー・アクセレレーター」プログラムも発足し、優れたアイデアには事業化のための投資も行う。
【参照ページ】Closed Loop Partners Launches Groundbreaking Consortium with CVS Health, Target and Walmart to Reinvent the Plastic Retail Bag
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