金融世界大手スイスのクレディ・スイスは7月30日、2030年までに3,000億スイスフラン(約35兆円)のサステナブルファイナンスを実施すると発表した。サステナビリティでのリーダー銀行を目指し、投資部門とリサーチ部門を統合し、「サステナビリティ、リサーチ、投資ソリューション(SRI)」部門を新設する。
今回発表した3,000億スイスフランの達成に向け、再生可能エネルギー、グリーンボンド、トランジションボンド、ブルーボンド、低炭素ソリューション分野への投資を拡大するという。その中で、生物多様性の考慮も強化する。
さらに今回、セクターポリシーの強化も発表した。まず、石油・ガスセクターに対しては、トランジションボンド等を通じ、エネルギー転換を促す。また、二酸化炭素排出量の多いセクターに対するエンゲージメントも強化する。
石炭関連では、一般炭(石炭)採掘が売上の25%以上を占める企業に対する株式や債券の引受を新たに禁止。また、石炭火力発電が売上の25%以上を占める企業への融資、及び株式や債券の引受を新たに禁止した。北極圏での石油・ガス開発についてもオンショアとオフショアの双方でファイナンス禁止も決めた。
【参照ページ】Building on strong 2Q20 performance, Credit Suisse launches key initiatives to reinforce strategy
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