【国際】世界観光機関、87ヶ国で海外からの旅行制限を緩和と発表。安全対策とともにプラ対策も宣言 2020/08/04 最新ニュース

【国際】世界観光機関、87ヶ国で海外からの旅行制限を緩和と発表。安全対策とともにプラ対策も宣言 1

 世界観光機関(UNWTO)は7月30日、新型コロナウイルス・パンデミックに伴う観光地への旅行制限について纏めた最新版レポート「UNWTO Travel Restrictions Report」を発表。世界4ヵ所で海外からの旅行制限が完全に解除され、83ヵ所で国境の部分閉鎖等の措置を講じながら制限が緩和された一方、世界の観光地の53%に相当する115ヵ所は依然旅行用途での流入を完全に閉鎖しているとした。

 同レポートでは、観光客依存度の高い観光地は、旅行制限を緩和する可能性が高いと分析。直近旅行制限を緩和した観光地についても、87ヵ所のうち20ヵ所は、小島嶼開発途上国(SIDS)であり、その多くは雇用や経済を観光に依存しているとした。また、旅行制限緩和を行った観光地のうち約半分の41ヵ所が欧州にあると指摘。責任ある観光再開における欧州の役割の重要性を強調した。海外からの旅行制限を完全に解除した4ヶ国は、アルバニア、モルディブ、タンザニア、セルビア。

【国際】世界観光機関、87ヶ国で海外からの旅行制限を緩和と発表。安全対策とともにプラ対策も宣言 2
(出所)UNWTO

 一方、観光地のうち88ヵ所は、12週間以上のロックダウン状態を経験。新型コロナウイルス・パンデミックは、5月末までに3,200億米ドル(約34兆円)の機会損失が発生し、2009年のリーマンショックの3倍の負担となっているとした。

 また、UNWTO、サーキュラーエコノミー推進の英エレン・マッカーサー財団、国連環境計画(UNEP)の3者が主導するイニシアチブ「グローバル・ツーリズム・プラスチック・イニシアチブ(Global Tourism Plastic Initiative)」は7月22日、観光業で結集し、共通ビジョンのもと、根本的なプラスチック汚染の解決に取り組むと発表した。

 新型コロナウイルス・パンデミックからの「より良い復興(ビルド・バック・ベター)」として、「プラスチック・フットプリントの削減」「サプライヤーエンゲージメントの増強」「廃棄サービスプロバイダーとの綿密な協働」「取り組みの透明性の担保」へのコミットメントを提言した。

 さらに、同イニシアチブに新たにアコーホテルズ、クラブメッド、Iberostar Group、メルコリゾーツ等が署名したとも発表。同社らは、使い捨てプラスチックの改善、再利用モデルの採用、リサイクル可能・堆肥化可能なプラスチックの利用等への取り組む。

 その他署名機関は、ホステルワールド、シックスセンシズ、Global Sustainable Tourism Council(GSTC)、ABTA、太平洋アジア観光協会(PATA)、ANVR、Tour Operators Society of Kenya、タイガー・マウンテン・ポカラ・ロッジ、Considerate Group、Phuket Hotels Association、The Travel Foundation 、Travel Without Plastic、Mekong Tourism Coordination Office、Jade Mountain & Anse Chastanet Resorts、Roteiros de Charme、Bharhka Countryside Cottage Resort、Guava Amenities等。

【参照ページ】TOURISM RESTARTS: 40% OF DESTINATIONS HAVE NOW EASED TRAVEL RESTRICTIONS
【参照ページ】Tourism sector commits to fight plastic pollution in line with UN COVID-19 recommendations
【参照ページ】Tourism sector commits to fight plastic pollution in line with UN COVID-19 recommendations

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

Facebookコメント (0)

ページ上部へ戻る