食品世界大手米カーギルは10月13日、飼料在庫モニタリングツール開発カナダBinSentryとの間で、同ツールの独占販売契約を締結したと発表した。畜産での飼料の過剰使用を低減し、家畜生産者の飼料消費量削減とコスト削減につなげる。
同ツールでは、家畜生産者の適切な飼料確保や、飼料の注文遅れやご発注の削減、飼料在庫確認作業の削減が可能。餌箱を変更する必要もないため、導入所要時間は10分以内。太陽光発電またはバッテリーで稼働する。ユーザーは、モバイル端末やコンピュータ上のダッシュボードで、餌箱の状況を確認できる。
また、同ツールでは、自動車でも採用されている高技術センサー「LiDAR」を活用し、4時間毎に家畜の餌箱を測定。各読取の前には、自動で埃を拭き取り、測定精度を高めるセルフクリーニング機能も搭載している。さらに、省電力・広域通信を可能とする無線通信技術のNB-IoTやLTE-M等を活用することで、インターネット接続可否に関係なく、餌箱の遠隔モニタリングが可能。
同ツールで、飼料の消費削減が可能となると、温室効果ガスである一酸化窒素の排出削減効果も期待できる。
【参照ページ】Cargill partners with BinSentry to help animal producers and feed mills accurately and safely track feed inventory
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