世界経済フォーラムは12月2日、AI(人工知能)、ブロックチェーン、ドローンと無人航空システム、IoT、自動運転を含むモビリティの5分野について、世界規模でのテクノロジー・ガバナンスの課題を整理したレポートを発表した。同レポートは、新型コロナウイルス・パンデミックからの経済や社会の復興のためにも、5分野に代表される第四次産業革命の役割と課題を特定した。
同レポートは、5分野を横断するガバナンスの課題として、8つを特定した。具体的には、「規制の欠如」「誤用や悪意のある使用での悪影響」「テクノロジーの法的責任や説明責任」「プライバシーとデータ共有」「司法機関によるデータアクセス」「サイバーセキュリティ等の懸念」「人間による監督」「国際的な見解の不一致とデータフロー制限」。
また、あるべきガバナンスとして、「倫理的ガバナンス」「官民協調」「アジャイル&レスポンシブな規制」「サンドボックスとアクセレレーターによる実証」「データ共有・互換性」「規制協働」の6つを掲げた。
その上で、また、ブロックチェーン、ドローンと無人航空システム、IoT、自動運転を含むモビリティの5分野について、テクノロジー・ガバナンスの課題を列挙した。
【参照ページ】Global Technology Governance Report 2021
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