中国の習近平国家主席は12月12日、同日に開幕した国連気候野心サミットで演説し、GDPを分母とした二酸化炭素の原単位排出量を2030年までに2005年比65%削減するとの目標を発表した。
同主席は2020年9月の国連総会で、2060年に二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を宣言し、2030年までにピークアウトさせると表明していた。
【参考】【中国】習近平主席、国連総会で2060年カーボンニュートラル目標を宣言。2030年までにピークアウト(2020年9月24日)
中国政府は2015年に、2030年までに60%から65%削減することを公式目標としていたが、今回目標を引き上げレンジの最高値の「65%」に目標を定めた形。
達成に向けては今回、2030年の非化石燃料電源比率を、2015年発表時の20%から、「約25%」へと引き上げると表明。2019年時点で414GWの太陽光発電と風力発電を2030年までに累計1,200GWにまで増やす。
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