オランダ化学大手DSM傘下の化学繊維製造DSM Protective Materialsは1月7日、強度が世界最高とも言われる同社の超高分子量ポリエチレン「ダイニーマ」の廃棄物をケミカルリサイクルするため、ルクセンブルクリサイクル技術開発Clariterとの提携を発表した。
【参考】【オランダ】DSM、世界最強プラ繊維「ダイニーマ」のサステナビリティ戦略発表。漁具にも使用(2019年12月15日)
DSMは、すでにダイニーマを、植物由来の原料で生産することにも成功しており、今回の提携では、ダイニーマ廃棄物の再利用及びリサイクルを実現し、サーキュラーエコノミー化を完成させる狙いがある。
すでに第一ステップとして実施した、ポーランドにあるClariterのケミカルリサイクル工場で行った実証試験では、ロープ、ネット、弾道材料等のリサイクルに成功。これを受け、Clariterは2021年には、南アフリカにある工場で商業規模のリサイクルを開始。また数年以内に、ダイニーマを還元したモノマーを活用する大規模な生産工場を欧州に工場を新設する。Clariterは、ダイニーマ廃棄物のライフサイクル全てにおける環境負荷削減検討もさらに進める。
【参照ページ】DSM and Clariter partner to pursue chemical recycling solution for Dyneema®-based end-products
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