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【スウェーデン】H&M、リンク・ボンド650億円発行。バイオ素材工場の実証工場建設も開始

 アパレル世界大手スウェーデンH&Mは2月18日、サステナビリティ・リンク・ボンドを5億ユーロ(約650億円)発行したと発表した。年限8.5年。クーポン0.25%。注文は発行額の7.6倍も集まり、非常に盛況だった。

 サステナビリティ・リンク・ボンドは、事前に設定したKPIを達成すると発行条件が優遇される債券。今回の発行では、2025年までのサステナビリティ目標を、基準目標(SPT)として設定した。まず原材料の再生素材含有率を30%にまで引き上げ。次に、自社の二酸化炭素排出量を20%減。最後は、繊維生産、原材料生産、上流輸送でのスコープ3の排出量を10%減。

 今回の発行では、BNPパリバ、コメルツ銀行、ダンスケ銀行、SEB、スタンダードチャータードが引受けた。サステナビリティ・リンク・ボンド・アレンジャーはSEB。

 繊維生産では、イケア、ストラエンソ、LSCS Investと合弁出資しているTreeToTextileは2月23日、スウェーデンで実証工場を建設すると発表している。TreeToTextileは、植物由来のバイオ素材を基に低炭素型のプロセスで繊維を生産することを目標とし2014年に設立された。

 今回の工場の総投資額は3,500万ユーロ(約45億円)。そのうち2,740万ユーロが合弁出資4社からの資金拠出。残りの760万米ドルはスウェーデン・エネルギー庁の助成金。2021年に稼働を予定し、年間で1,500万tの生産能力を目指す。

【参照ページ】H&M Group’s sustainability work attracts bond market attention

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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