米固体酸化物形燃料電池(SOFC)開発スタートアップのブルームエナジーと韓国のサムスン重工業は7月30日、開発設計した燃料電池船(FC)が、ノルウェー認証大手DNVと、アメリカ船級協会(ABS)から規格承認を得たと発表した。燃料電池船は、近年注目の集まる分野。国際海事機関(IMO)では、海運での二酸化炭素排出量を2008年比で半減する目標を設定している。
【参考】【国際】IMO、海運のCO2排出削減強化でMARPOL条約改正案を承認。2021年の正式採択目指す(2020年11月26日)
ブルームエナジーとサムスン重工業は、2019年に、固体酸化物形燃料電池(SOFC)のみで駆動し、内燃機関が不要のLNG輸送船の設計を発表。7月にDNVから基本承認(AIP)を取得した。ABSのニューテクノロジー要件(NTQ)サービスからも承認を得た。2022年にはABSからの最終的な承認を取得する予定。
LNG輸送船の開発設計を担当しているサムスン重工業は、韓国コジェ市にある造船所内のLNG実証設備で、試験を実施。実証後には世界市場での販売プロモーションをかけていく。
【参照ページ】BLOOM ENERGY ACHIEVES KEY MILESTONES ON ITS PATH TO DECARBONIZE THE MARINE INDUSTRY
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